京都の森下仁丹の町名看板

野上尚繁

2016年11月15日 18:46


京都市内のいたるところには森下仁丹の広告がついた町名看板が多くある。看板の住所の手書きの黒い文字は墨かペンキで書かれたものと思われていたが、京都市産業技術研究所の実験結果でガラス質の釉薬で書かれていることがわかった。それで強い日差しや雨風にさらされながら100年近く消えずに残っている表示板の秘密がそこにあるのだそうだ。そんなことで町名からくる謎めいた話もあるそうだが、貴重な文化財であったりもする。そんなわけでこの看板がたびたび盗まれたりしているらしく、以前はネットオークションに出てたり、古物商の店舗で売られていたりしたが今は京都府警と連携して盗難犯人を捕まれたり看板の奪還ができているみたいだ。ネットオークションでは初値が8万くらいから15万円くらいででていたようだ。そんなことでわかったのですがたまたま森下仁丹看板を見つけたとき、随分上の方にあってせっかくなのに町名が読みにくかったりするのではと思いましたが、盗難にあわないためだったんですね。なるほど。