小池都知事が再選ですがたいへんだと思う

野上尚繁

2020年07月06日 12:30


読売新聞7/6朝刊
小池都知事が再選され、結果は二位に大差をつける圧勝の都知事選挙でしたが、小池都知事も当選後の万歳は中止だった。そもそも東京都知事選挙がおこなわれている雰囲気が関西にいると感じられなかった。確かに小池都知事の圧勝でしたが、対抗馬となる他の立候補者がムダに多く小池都知事反対派の票が割れている感じです。それでも圧勝でしたが、なぜ今回こんなに立候補者があったのかよくわかりません。多分一般的にコロナのこの状況でだれかが引き継ぐだけでも混乱しそうな感じもあり小池さんに票がいったのか?テレビの露出なのか?
ただ次の都知事の役割はたいへんだ。まず予算つくりが難しくなる。東京都は預金資産が9800億円ほどプールして運営をしていたので裕福な行政なのですが、今期は9000億円ほどコロナ対策が活用しているのでもう残りは800億円をきっているし、東京が潤う理由は大手企業の本社が東京にあってそれぞれが支払う法人税が収入の4割をしめている。今度はその大手の決算は赤字となり、数年は法人税の収入が大きく下回るのでかなり難しい財政になる。これを考えると小池都知事はとても万歳はできないと思う。もうやめるにやめられないが、他の立候補者はその覚悟と状況を認識していたのか疑問に思う。だから目玉対抗馬がでなかったのではと思う。
いずれこれから行政予算が苦しくなるなか引き続きコロナ対策を組まないといけないのは限界がありそうだし、ますます自立した対策をとり対応しないといけなくなるのだと実感しています。
PS,小池都知事そういえば今回街頭演説は一度もなかったですよね。