2010年03月28日
建仁寺でのいろいろ
京都に少々日の空いた墓参りにいきました。必ずその後は京都をぶらつくのがお決まりになっています。今日は建仁寺に立ち寄った。場所は簡単に言うと祇園の歌舞練場のそば、花見小路の四条通りを下ったところです。4月1日から都をどりがはじまりるようでそのポスターが目立っていました。
建仁寺は京都最古の禅寺で今も禅の道場があるのです。この寺でみたいものが3つありまして、まず1つ目が歴史の教科書でおなじみに国宝、風神雷神図屏風。俵屋宗達の最高傑作といわれていますが、よくこのミニチュアの屏風が売っていますがほしいのですが、残念ですが飾る適当な場所がないので買ってませんやはり傑作だと思います。そして、2つ目が法堂の天井に描かれている双龍図。平成14年の創建800年を記念して小泉淳作画伯が描いたのですが、随分まえテレビで小泉淳作画伯が小学校の講堂を借りきって描いてる途中のことが紹介されて、出来上がれば、ぜひ機会ができれば見に行きたいと思ってもいたのです。法堂の天井でもあるので貫禄がありました。
3つ目が○△□之庭。○が水、△が火、□が地を現わしているもので単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示しているのだそうだ。
枯山水の庭にむいて座り、ボーっとしているとその場所は暖かく眠りを誘うもので、まさしく冬山で遭難したように眠りに落ちそうになったとき、けたたましい中国語でやりとりをする一行が右隣にいて、左隣からは仏語とそのむこうからは英語が聞こえてきて、最初は枯山水を静かに見ていた日本人に囲まれたいたようですが、気がつけばまわりは外国人だらけで私の静寂は破壊され、眠りから引き戻されました。
そのとき日本文化の価値は日本人に習うのでなく、外国人にどう感じるかを聞いたほうが良いとさとされているようでリアルな体験でした。
Posted by 野上尚繁
at 01:49
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