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2011年02月12日

沈まぬ太陽

第三十三回日本アカデミー賞最優秀賞受賞作品。以前一度見たことがありましたが、今日テレビ放映されたのであらためて見ました。
上映が3時間をこえる作品なのでやはりテレビで間にCMをはさんで見るのはつらい。でもさすがにいい映画だし、山崎豊子さんの小説、作品は考えさせられるものが多いので、つい引き込まれる。

実存した日航の労働組合の人物のモデルの方がおられるらしいが、私はこの作品を見ると思い出す人がいる。その方も日航の社員の方で日航ジャンボ機墜落事故の対応に現地にいかれていた人なので当時の話は直接聞いたりしたのでたいへんな悲惨事故だったことを聞いた。
その方はその後日航を退職されて独立してベトナムのビジネスをはじめられた頃で12、3年前にホーチミンではじめて会いそれからも何度かベトナムや帰国されたときよく会って情報交換や会食していたのですがベトナムで国内線の飛行機の墜落事故にあわれ亡くなられた。当時ベトナムは市場経済の開放がはじまったばかりで日本とは経済格差があり、ベトナム航空は充分な保障ができなかったようだ。

それに、この日航ジャンボ機墜落事故の便に私の父親も乗る予定だった、仕事の都合で遅れ乗れなくなり、幸いにこの事故にあわなかった。もし父親の仕事が予定通りだったら私もこの悲惨な事故の遺族になっていたと思う。

あくまでもフィクションなのだがモデルにした話にリアリティがあり生々しいし、つながるところがあるのでなかなか落ち着いてみるのが難しかった。

日航は企業再建にむけ難しい状況だ。さらにそこには知り合いの社員の方が解雇にあい労働争議中の話なども聞いている。航空事業の必要性重要性は今までの日本経済のなかでの理解もできる。でも百ほどある国内の空港につきあわざるえない状況に国営企業の日航は餌食にされ、人の人生が犠牲になるこの映画はまさしく最近の日本社会を比喩したように思えました。

Posted by 野上尚繁  at 00:34 │Comments(0)

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