2011年04月29日
今日から東北新幹線が全線開通!
(毎日jp)
29日東北新幹線は約1ヶ月半の早さで復旧開通した。被害箇所は1750ヶ所にのぼっていたのに予想以上に早い復旧となった。そもそも企業として耐震補強対策行っていたことも復旧の早さの要因になっているのかもしれない。対策とは事故、災害に対しての補強をしておくことで損害、被害をできるだけ小さくする対応でもあるが、実は見えにくいところだが、緊急時対応、復旧に向けての対応についてあらかじめ考え、心がまえができているかどうかにつながる部分でもあると思っています。
東日本大震災は想定外ではあったが、想定外という状況を理由に対策、対応の落ち度を封印してはいけない。この大震災で福島原発は被災したが、震源地からより近い女川原発との被災内容の明暗は対応と対策に対しての姿勢の差があったと思う。同じ原発でも住民を追い出す結果と住民の避難場所となっているこの状況の違いは本当に想定外でしたとかたずけていいものか疑問だ。
東北新幹線「はやぶさ」の車体には東北の願い、応援をこめたメッセージがついている。そしてこのすばやい復旧は東北、日本の回復力の早さを世界にむけてPRできるものでもある。そうした現実は日本商品、農作物の風評被害への対応になり、実質的な信頼回復になるのだと思う。
そして、東北新幹線開通の努力は復興のさきがけでもあり、評価すべきものだと思います。
Posted by 野上尚繁
at 11:56
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