2017年12月05日
フリーテルの再生法申請

(ヤフーニュース)
2012年設立、「フリーテル」ブランドで格安スマートフォンを製造・販売するプラスワン・マーケッテングが事業展開について発表を行っている写真。スマホ料金が高いと思う消費ニーズに切り込んできた事業で当初はアパレル業界のユニクロのようになるのではと思っていました。ユニクロにはライバルが少なかったが、そこは違い参入企業が多くなり、今多分私が聞いた話では格安スマホ会社は約200社も存在しているそうだ。格安商品の課題は利益率、生産性が悪いとシェアが進まないと事業運営が空回りをする。17年3月では契約件数約43万件、業界6位。帝国データバンクによると負債総額は約26億円。人気タレントを起用したテレビCMと自社店舗の出店で認知度はたかまりつつあったのですが、事業計画のようにはいかなかった。有望な市場、ビジネスであったがこの市場各社がさらに格安競争など進むことも予想されるが消費者ニーズからはすれば結果違うものになっては意味がない。どこが想定外になったのかといえば、ライバルの存在だったと思う。単独であれば広告宣伝費のふくらみもシェア、契約件数の伸びでカバーできるとみていたのでしょう。ライバルが登場すれば売上に影響があるわけでなかなかそこを事業計画に具体的もりこむことがむずかしい。(リアルな店舗でも突然近所にライバル店舗ができる場合もあるのと同じ)新しい市場、ニーズをみて事業は成長をし中長期のかじ取りもあるわけだがこのようなリスクもふくめ変化は早く激しい。そのことを認識するニュースでもありました。25周年にむけさらに柔軟で早く、強い事業体を目指さないといけない。