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2022年04月06日

中長期的な価値創造を可視化するフレームワーク



統合諸表
中長期的な価値創造を可視化するフレームワーク

株式会社電通と株式会社電通コンサルティングが企業の統合的な価値創造ストーリーを策定・開示・伝達・改善するための新しい経営設計図「統合諸表 ver.1.0」を無料公開しています。

 「統合諸表」は、企業価値を「事業」「社員」「社会」「環境」の4象限で捉え、財務情報だけでなく非財務情報も含め、統合的な視点で企業価値の可視化・再構築を可能にした新しいフレームワークです。

〈統合諸表の全体像〉

 時代の変化や価値観の多様化により、企業評価においては、短期的な業績向上だけでなく、持続的な発展が見込めることが重視されています。これまでも企業が描きたい中長期的な価値創造を可視化するフレームワークはありましたが、よりシンプルな1枚絵で、社内外でのコンセンサス(合意)を得やすいよう誰もが共通して理解できる設計図として開発したもの。



 電通の説明では開発した「統合諸表」では、財務指標と非財務指標に加えて、企業の存在価値・戦略・具体的アクションまでを一体として提示することで、あらゆるステークホルダーが理解し、共感できるものにしました。また、「統合企業価値創造支援ソリューション」では、連関する次の6つのサービスを統合し、総合的に支援していきます、とあります。(電通はそうした整理できたものを組み立てコンサルしますよと言ってるわけですね。)


①「統合諸表」を活用した統合企業価値診断

②求心力のあるマグネットパーパスの策定

③「事業」「社員」「社会」「環境」の4象限におけるマテリアリティの棚卸しとグランドストラテジーの再構築

④開示する非財務指標の設定とPDCAサイクルの運用

⑤価値創造ストーリーを実践する具体的なシンボリックアクションの開発

⑥無形価値をあらゆるステークホルダーに伝達するブランドコミュニケーションの企画・制作・実施

「統合諸表」説明動画:https://youtu.be/AUfcW8wz-PA


※電通といえば日本を代表する売り上げ規模トップの広告代理店。個人的な印象ですがこまごました案件は外注にふり、マスメディアの取引で利権的構造をつよみとしながらマスメディアの取り扱いで売上、利益を確保してきた大手広告代理店と見ていました。これからマスメディアの定義、機能が疑問視されつつあるこの頃ですが、ますます高校生、中学生あたりのテレビの視聴率がしたまわりつつあり半数程度の視聴になってきていてさらに小学生あたりの層になると3割程度の視聴で先では広告収入でマスメディアが仕組みを維持継続するのが難しいように見えます。

広告代理店がメディアの代理的な役割からクライアントの外部機能の代理的役割に移行していくなか大手企業ばかりを(広告予算が大きい先)優先的に考えるむきから中小企業もふくめ新規の企業価値のある企業開拓をすすめ構造改革をすすめたいように見て取れます。以前の電通とは違いますね。このフレームワークを活用させることで電通は効果的営業のアプローチのフローになるのかもしれませんね?

ただ確かに財務帳票でしか企業価値を評価していない現状のなかで企業価値を整理し可視化するのはとても重要なことです。そんな意味では1枚で全体概要をまとめられるフレームワークはちょっと便利なので取り上げてみました。
電通がこのようなスタイルの事業体をもし本気で目指すのなら企業体のずうたいがデカすぎるようにも思いますが?  


Posted by 野上尚繁  at 14:44Comments(0)

楽天ビジネスアワード2014 コンピューター・IT賞を受賞しました。
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