2007年02月15日
801ちゃんと御薗橋商店街
京都の御薗橋801商店街振興組合の池田理事長にお会いして、801ちゃんブームのことをお聞きした。商店街は800メートル少々ある事と明日への一歩を踏み出す意味も込めて御薗橋801商店街と
いうようにしたそうです。たまたま店舗のシャッターにかいたものを参考にして地元の名産物の賀茂茄子もイメージした、もじゃもじゃモンスターを商店街のキャラクターにして名前を801ちゃんと書いて「やおい」ちゃんと呼ぶようにしたのだそうです。ここまではよくある話なのです。
ところが「やよい」とはオタクの世界で男性同士の恋愛を作品にした小説、まんが?(少々わからないのですが)をさす言葉と同じであることがわかり、組合もびっくりしたそうですが、特になにもせずそのままにしていたところ やおいつながりなのかこのキャラクターのことが話題になりはじめ、キモかわいいと言ってファンができはじめ、このキャラクターを使ったブログ漫画が注目をあび、オタク系作品でヒットを生む宙(おおぞら)出版から本を出すので公認してほしいとのことで「となりの801ちゃん」小島アジコ著がでて、1ヶ月半ほどで10万部がうれている勢いらしいのです。本の内容はオタクカップルの日常を描いたものだそうでオタクの女子たちを腐女子というそうですが、その人たちがかなり話題にし、買っているようです。腐女子の普段は普通に学生、社会人をやっているので見分け、区分がむずかしいのですが、イベントや号令があるとすごい人があつまるらしいです。
商店街の池田理事長も不動産業とフルーツパーラーの商売をされていて、この間も集団が店に入ってきて仙台から金沢から広島からですと、はじめてのひとたちのミニ集会が始まってびっくりしたそうです。801ちゃんの町で会おうや見に行こうということで全国からひとがくることがしばしばあるそうです。なかには町の清掃を手伝って帰る集団などもいて商店街組合は名前をそのままにしておいて良かった言われてました。オタクの人たちともそうしたコミュニティーで地域がかかわるのも面白いものですが、ちょっとびっくりです。
偶然のような出来事がおこったのですが、これはブーム的要素もあるのですが、逆に思わぬしかけが地域に結びつく事例にもなっているのです。池田理事長はブログがこんな効果をうむとはとびっくりされているのとこういった機能を地域のことにうまく活用したいとの思いがあるようなので「京つう」を利用して繋がりや京都のコミュニティーに参加してもらう事を考えています。
2007年02月15日
バレンタインのチョコは?
